【本日は、不思議な形をした魚です。(クロウシノシタ)】

おはようございます。

本日は、カレイ目ウシノシタ科クロウシノシタをご紹介します。

涙のような形をしていますが、目がついている方が全体に黒っぽく、目がない方(←の写真です。)は白色で背びれと尻ビレが黒いこと、口にヒゲがあることが特徴的です。

旬は夏から秋に掛けてで、沿岸の浅海や内湾の砂泥底に生息します。甲殻類や二枚貝を食す肉食です。

全長は35センチぐらいまで成長します。

名前の由来はその名のとおり、牛の舌に似ていることからウシノシタと呼ばれるようになりました。

英名は black tonguefish といい、直訳すると黒い舌の魚です。

ちなみに、青森では「舌平目」もしくは「セキタガレイ」と呼んでいます。

九州の一部地域では、「クツゾコ」と呼んでいるそうです。

確かにそのようにも見えますよね。

食し方ですが、内臓、エラ、ウロコをとり、ぶつ切りにして、醤油と酒で手早く煮て食べると白身でさっぱりとしているので、大変美味です。

昨今、日本では、クロウシノシタを「舌平目」と総称されることが多くなりました。

(ムニエルにしても美味しいです。)

それだけフランス料理が普及したということなんでしょうね。

最後に一句!!

ウシノシタ 私の得意技 二枚舌 (詠み人知らず)