【本日は、雑談です。】
おはようございます。
先ほど、お客様に「最近魚のこと書いてないね。」と鋭いご指摘をいただきました。
冷や汗タラタラものでしたが、本日は、昨日少し触れたお寿司屋さんのことを掲載しようと思っています。
私が学生時代によく行っていたお寿司屋さんでした。(現在はありません。)
よく行っていたといっても、2ヶ月に一回くらい、「今日は贅沢をしよう」と思って1万円を握り締めて行っていました。
そこのご主人には、生意気な口を聞くわたしを大変かわいがってもらいました。
私が唯一、人に自慢のできるお店でした。(誰を連れて行っても喜ばれるという意味です。)
初めてお店に行ったとき、他のお客さんとのやり取りを聞いていた時のことです。
ハマグリを出していたご主人は、お客さんに「随分ちいせいな?、ハマグリってのは拳ぐらいの大きさを言うんだぜ!!」と文句を言われていました。
私はどんな切り替えしをするのか、注目していると、
「ウチの店じゃ、このサイズで一杯一杯なんでぇ。」と若干切れ気味で答えたのでした。
このやりとりを聞いて腹の底から笑ってしまった私は、このご主人のファンになりました。
それから、このご主人との会話を楽しみにお店へ足を運ぶようになりました。
私がお店に行ってお勘定になると「学生だからな?、2割引でいいや」と言ってくれたり、口は乱暴ですが、気持ちの優しい人でした。
社会人になり、会社の上司とこのお店に行ったときのことです。
暖簾をくぐるなり、ご主人がわたしに「?くん、飯もう食ってきたんだろ?」というのです。
私は上司と顔を見合わせていると、「うちの店で二軒目だろ?」というのです。
「一軒目ですよー。」というと、「わりぃ、?くん、今日はうち寿司屋じゃねーんだ。」というのです。
どういう意味なのかと思っていると、「シャリきらしちゃったんだよ。」とご主人。
時計を見るとまだ七時を少し回ったぐらいでした。
(思いのほか出前が多くなり、シャリを使いきってしまったらしいのです。)
「今日はちょっといいネタおいてる居酒屋にきたと思ってくれよ。」と言われ席につきました。
暫くして、お勘定になり財布を見るとお金が数千円しか入っていませんでした。
「カードは使える?」と聞くと「当たり前だ!!」と言われ、私のカードを持って奥へ消えていきました。
2,3分後にご主人が「?くん、言いたかねえけど、このカード使えないぜ。」と言いながら戻ってきました。
そんなことは無いと私は言い、カードを通す機械が置いている所まで一緒に生き、私が作業をすると、アッと言う間にカードはつながり、使用可能の文字が画面に出ました。
実は、ご主人はカード機を使ったことがなく、やり方がわからないだけだったのです。
私はやり方を始めから教えて上げました。
そうするとご主人は「教えてもらったから、代金はキリが良いところでいいや」と17,800円を1万円と打って、「これでいいや」と言って私にサインを促しました。
人の好意を甘んじて受ける私は直ぐにサインしました。
よく考えるとこのような営業の仕方だったがために、お店がなくなったのかもしれません。
この話を現在の上司にしたら、「お前がその寿司屋、潰したんじゃないの?」と言われ、冷や汗タラタラでした。