【 王様 (タラバガニ)】
今日も高価な食材、タラバガニの紹介です。
刺身にしたり、焼いたり、茹でたりと色々な食べ方がありますが、甘みが強く、濃厚なうまみを持った凄い奴です。しかも食べ応えバツグンですね。(^o^)
以前にも少し書きましたが、タラの生息している場所で獲れる事からついた名前です。
タラバガニとは言うものの、蟹ではありません。蟹の形をしたヤドカリなのです。
蟹はハサミが2本で脚が8本ですですが、ヤドカリの仲間の為、ハサミが2本に脚が6本なのです。(10本の脚がついていたらお買い得!! まっ、そんなのはいませんが・・・)
タラバガニのそっくりさん!!
同じ仲間でタラバガニにそっくりなアブラガニがいます。違いは、中央の甲羅の突起の数です。4つがアブラガニで6つがタラバガニというのが一般的ですが、決定的なのは色です。
アブラガニは別名「アオガニ」といわれ、全身が青紫色をしています。水槽などに入っている時は、本当に青く見える!(当社O課長談)
ビニールやラップに包まれた脚だけの物や、色の違いなんて判別出来ないと思うかもしれませんが、判別方法があるのです。脚の裏の色を見てみましょう。タラバガニは第二関節まで紫茶色(茹でた物は赤色)を確認できますが、アブラガニは白色なのです。(味の違いはほとんどありませんが。)
余談ですが、イカやハマチは飛び跳ねて水槽から逃げ出すことがあります。でも、タラバガニは絶対に逃げません。水槽から出ると生きていけないとわかるのでしょうか・・・
英語では「king crab」といい、脚を広げると1m以上になります。また、甲殻類では異例の長寿(寿命は30年ほどと言われています。)であり、まさしく王様です。
最後に一句!!
我が家では 母ちゃんこそが タラバガニ