【まるで宝石(アカムツ)】

皆様こんにちは。

本日は非常に珍しいアカムツを紹介致します。(画像は長崎県産です。)

アカムツよりも、ノドグロと言う名前が有名でしょう。

口の奥を見ると真っ黒で、ノドグロと呼ばれる所以です。

息をのむほどの美しさです。

体表はダイヤモンドをびっしり並べたようで、

赤い部分は薄く透き通ったルビーを纏っているかのようです。

宝石のようなこの魚は、

言わずと知れた超高級魚です。

小さなものも、大きなものもかなりの高値で取引されます。

通年通して美味しい魚で、脂のりは名前の通りかなり良いです。

アカムツは「あか」い「ムツ」で、

「脂のりの良い」を「むっちり」「むつっこい」等と言うことから「ムツ」が来ています。

つまり「脂のりの良い赤い魚」ということですね。

脂は全くくどくなく、白身に白濁しており、

さながらダイヤモンドダストとの表現もあるほどです。

甘みや旨味が非常に強いです。

皮は比較的しっかりしており、厚いです。

皮目を残しての炙りも非常に味わい豊かです。

干物や塩茹で、焼き、鍋物の他、角煮や兜焼き等、

バリエーションが豊富です。

中でも、とも和えが隠れた究極の名品で、肝の美味さは魚類界で最高峰の一角と謳われるほどです。

肝だけだと少し味がくどいため、甘みと程良い食感の身に絡めて食べる事で至極の味わいになるようです。

食べてみたい・・・