【こよなく愛される津軽の郷土料理(たらのじゃっぱ汁)】
皆様こんにちは。そろそろあの料理が恋しくなる季節です。
そう、タラのじゃっぱ汁です。
塩味がきいている、野菜とマダラたっぷりの郷土料理です。
マダラたっぷりと言っても、使うのは身がメインではなく、
頭、内臓、中骨、胃袋、肝臓 などです。
他の地域では捨てられているであろう部分は、実は宝の山です。
これらがあのおいしい料理に化けます。
今は量販店でも「じゃっぱ汁セット」が売られていますので、
それを買って簡単に作ることもできます。
◇材料◇(マダラじゃっぱの量にもよりますが、以下のレシピで
5〜6人分の量が作れると思います。)
・マダラの頭、内臓、中骨、胃袋、肝臓・・・1尾分
(量販店のじゃっぱ汁パックでもOK・・・2〜3p)
・塩・・・適量
・昆布(本だしでもOK)・・・適量
・酒・・・お玉1杯分
・野菜(大根1/3、ニンジン1/2、ネギ1本)今回はネギのみでやっています。
◆作り方◆
1)まずは下処理。材料をボール等に入れ、塩をまんべんなく振り、30分〜1時間程置きます。
2)鍋に湯を沸かし昆布で出汁を取ります(沸騰直前で抜き取ります。)
(ここは本だしでもOKです。)
3)マダラの塩を軽く洗い流し、水気を切っておきます。
4)そしていよいよマダラ投入。まずは肝以外を入れましょう。
(大根やニンジンを入れるのであれば、マダラを入れる前に入れ、
少し柔らかくなったらマダラを入れます。)
5)再び沸騰したら、アクを丁寧に取り除き、肝を入れ10分くらい煮立たせます。
6)酒をお玉1杯分位入れ、少し混ぜたら、味見です。
もしも塩気が足りなければ、少しずつ足して調節します。
7)ネギを入れ、少し煮立たせます。ここで胡椒を3〜4振りしてさらに少し煮立たせて完成です!
胡椒を振ることで、臭みが和らぎ、美味しく食べやすいじゃっぱ汁になります。
また、贅沢に真白子をチョンと盛り付けるのもお勧めです。