【夏のイカと言えばこのイカ(スルメイカ)】

皆様こんにちは。

本日はスルメイカを紹介致します。

(画像は青森県産です。)

スルメイカは「夏イカ」と呼ばれ、

およそ6、7月〜11月くらいまで県内で水揚げされます。

イカ釣りは光を用いて夜に揚げられることが主体ですが、

昼に釣られる「昼イカ」は夕方までに水揚げされ、

翌朝市場に並ぶので、鮮度も味も素晴らしいです。

そして、画像をご覧ください。

黒く艶やかな美しい見た目が特徴のイカです。

目を引きますね。

…と、これは市場でよく見られる体色です。

実はスルメイカは、時間の経過や周りの状況で

身体の色がモノスゴク変化します。それはもうドラマチックに。

◇海水の中で泳いでいるときは「透明に透き通る」

◇水揚されると「透き通った白色」

◇水揚され時間がたつが、まだ新鮮な時は「黒光りした濃い茶色」

 (↑これが画像のイカです。)

◇時間がたちすぎて鮮度が落ちてくると「透明感の無い白」

◇さらに鮮度が落ちると「茶色の斑点」

1〜3はお刺身として食べるに十分な鮮度です。

4になったら、加熱して食べましょう。

スルメイカを食べるなら、新鮮なものは是非お刺身で。

程良く硬い身はコリコリとしながら、歯切れよく、

まったりとした甘み、旨味があります。

よりイカの味わいを楽しみたい方は、過熱をするとスルメイカの

甘み旨味がさらに増します。煮付けや焼きもおススメです。

また、スミも旨味があり、パスタや煮付けにも使用できます。

そして、スルメイカの塩辛もモノスゴクおススメです。

作り方を下に記します。もしも手に入ったら、お家で作ってみてはいかがでしょうか。

スルメイカの塩辛の作り方

っと、ちょっとここで話がそれますが、

よく似て非なるものとして描かれる「イカ」と「タコ」。

先ほどちらっとスミの話も出ましたが、両者のスミは全然違います。

「タコのスミ」はサラサラとして、海中に吐かれると

ぶわっと広がります。(スミを目くらましにして、その隙に敵から逃げます。)

「イカのスミ」は粘り気があり、海中に放たれると

その場にまとまって漂います。(スミを自分の分身に見立てて、その隙に敵から逃れます。)

タコは煙幕の術、イカは変わり身の術が使えると言うわけですね。カッコイイ。

弊社、明日は休場日でございます。