【人参の子和え・下準備編。】

こんにちは。

以前トピックスで紹介した“謎の黒い物体”真ダラの卵巣を主役にした真ダラの子和えですが

今回紹介させていただくのは、深浦辺りの“雪の下人参”を主役にした「人参の子和え」です。

どこが違うの?と問われれば…材料は全く同じで、人参を多く使っているか、真ダラ子を多く使っているかで

名前が変わるのです!!

人参の子和え・豆知識

津軽の伝統料理で、津軽出身の方ならば一度は口にしたことがあるはずです。

単に「子和え」といえば、津軽では「人参の子和え」を指します。

冬になれば雪に閉ざされる津軽の地で、不足しがちになる根菜類を効率的に摂れるようにと

津軽の先人たちが考え出した料理です。

鮮やかな人参の彩も相まって、津軽のお正月に欠かせない1品です。

下準備

砕いたイワシ焼干と昆布で出汁を取ります。昆布は沸騰直前に取り出し、焼干で10分程煮出します。

真ダラ子は袋ごと熱湯を廻しかけ、袋を切って中身をボウル等に入れておきます。

熱湯をかけることで初期の臭みが取れ、袋から中身が出し易くなります。

中身を塩水で軽く洗い、細かいネットかキッチンペーパー等で半日位水切りをします。

塩水で洗うことで完全に臭みが消えるのです。但し洗いすぎると卵が塩水を吸ってしまうので、軽く!

そして雪の下人参を皮つきのまま千切りにします。

収穫せず雪の下に置くことで、甘味と栄養分が凝縮されるのです。

皮下に栄養分があるので、皮ごと調理します。

明日は、これを調理していきます。