【これまた珍しい!(クエ)】
こんにちは。
本日は、先日売場で見かけた珍しいお魚、スズキ目ハタ科のクエのご紹介です。
暖かい地域に生息しており、むつ湾で漁獲されることは非常に珍しいです。
1mを超える程大きくなるのですが、写真は全長50cm程のまだ小さいクエでした。
クエは雌性先熟で、生まれた時はメス、大きくなるとオスになります。
小型のこの子はメスなのかも知れません。
九州では別名の「アラ」で呼ばれたりしますが、標準和名「アラ」とは全く別物です。
体に斜めの縞模様が数本走っていて、マダラのように見えています。
この模様は成長と共に消えていきます。
この模様がいくつもの紋に見えるところから「九絵」や、茶褐色や黒色の体色が
垢のようで汚いというところから「垢穢」といういわれもあります。
旬は冬となっていますので、ちょうど旬を迎えているクエです。
ハタの仲間では最も美味と言われ、漁獲量も少なく高級魚ですが、
機会がありましたらお刺身や、今の季節であればお鍋で食してみたいものです。