【お目見え!! (サクラマス)】
こんにちは。 本日は、サケ目サケ科サケ属のサクラマスをご紹介します。 写真は、青森県むつ湾産です。 サクラマスのことを青森では『ホンマス(本マス)』と呼び、 脂のノリが良いことから、広い年齢層に人気がありますが、 漁獲量が減ってきていることと、まだ出始めという理由から、お値段は若干高めです。 今月から漁獲数量は上がっていきますが、サイズはまだ小さいモノが主流となりそうです。 来月頃から大きなモノが見え始め、青森で桜が咲く頃まで漁獲は続きます。 以前掲載した、サクラマスとヤマメのトピックスはコチラ <以前も掲載しましたが・・・よく聞かれて困ること> サケとマスの違いはなんですか?とよく聞かれます。 サケの仲間は、大きく分けて生涯を河川などの淡水で生活するもの(例、ヤマメ・ヒメマス・イワナetc)。 一生のある時期を荒波にモマレルため、海に出て生活をおくるものとに分類できます。 (例、サクラマス・ベニサケ・シロザケetc) 英語では、淡水生活をおくるものをトラウト『trout』(マス)、海に出るものをサーモン『salmon』(サケ) と呼び、 サケの仲間を区別しています。日本語でも、サケ属の中で海に出る種にはサケを、サケ科の中で淡水生活をおくる種にはマスと付けた名称が使われています。(段々分かりづらくなってきましたね。) しかし、区別が曖昧なモノもあります。それはマスノスケとニジマスなどです。 サケ科でもっとも大きくなるマスノスケは英語でキングサーモンと呼ばれています。 海に出る分類なので、上記の理由であれば和名もサケの名称が付けられなければなりませんが、 マスノスケが標準和名となっています。 1989年からサケ属となったニジマスも、和名でサケの名称が付けられなければなりません。 淡水生活をしているものはレインボートラウト、海に出て海洋生活をしているものはスチールヘッドトラウトと分けられていますが、英語の呼び名もマスのままになっています。 つまりは、まだザックリとした区別であり、これから名前が変わるかも??しれませんね。 これだけ名前が広まっていると可能性は低そうですが・・・、マスノスケ→サケノスケ ニジマス→ニジサケ レインボートラウト→レインボーサーモン スチールヘッドトラウト→スチールヘッドサーモンとなるかも・・・。 う?ん。なんだか違和感が・・・。(やっぱりそのままの名称で行きそうですね。)