【海の黒いダイヤ(マナマコ)】

おはようございます。 本日は、棘皮動物(キョクヒドウブツ)門ナマコ綱マナマコ科のマナマコをご紹介します。 写真は、青森県陸奥湾産です。 青森県のナマコ漁は、10月1日?4月末日までと資源保護のため禁漁期があります。 つまり、寒い時期だけ漁をすることが認められているわけです。 青森県の陸奥湾産のナマコは日本のみならず、世界でも大変高い評価を得ています。 県産のマナマコは他の産地のモノと比較すると、品質がよく、歯ごたえが柔らかいです。 英名では「sea cucumber」と直訳すると海のキュウリ・・・確かに形が似ていますよね。 ナマコの名前の由来ですが、古くはナマコとは言わず、ただ一言『コ』と呼んでいたようです。 その『コ』を生で食べることから『ナマコ』と呼ぶようになったという説が有力です。 この名残から卵巣を干したものは『コノコ』または『口子(クチコ)』と呼ばれ、 『コノワタ』(「コ」の腸)、などという言葉が残っています。 昔は、黒いダイヤと言えば石炭、少し前はオオクワガタを指しておりましたが、 馴染みがない方も多いかもしれませんが、現在ではマナマコのことを言う機会が多くなってきたような気がします。 と、言いますのも・・・とにかく価格の高騰ですね。 弊社担当者曰く、25・6年前と現在の青森県産のマナマコの価格を比較すると、 おおよそ12倍ほどの違いがあるそうです。 すごいですよね。1,000円だったら、12,000円になっているわけです。 一般家庭の食卓にあがり難い商品になりつつありますが、 もし、機会がございましたら、青森県産のマナマコをお試し下さい。 お勧めの食べ方は、薄く切ってそのままか、わさび醤油でどうぞ。