【本日は、キラキラしてます。(キビナゴ)】

おはようございます。 本日は、ニシン目ニシン科キビナゴ属のキビナゴをご紹介します。 体長は大きくなっても10センチ前後であり、寿命が1?2年だそうです。 写真は熊本県産です。青森市場には写真のように3枚おろしにした状態でパックに詰められて販売されます。 1パックに約36匹分のキビナゴが入っていることになります。 キビナゴは、ニシン目の中で最も細長い体形をしており、 体の中央に1本の明瞭な光沢のある銀色の線が入っているのが、特徴です。 インドや大西洋の熱帯地域、日本では九州などの沿岸、表層部分に広く分布しております。 漁獲量はそれほど多くなく、漁獲される地域で消費されることが多いそうです。 九州の薩摩地域では、キビナゴを手開きにして菊の花のように盛り付けた刺身、 『菊花づくり』などの郷土料理の材料として珍重されます。 食し方は、新鮮なモノは酢味噌や生姜醤油で、食べると大変美味だそうです。 天ぷらや塩焼き、丸干し、から揚げ、フライ、煮付けなどにも合います。 キビナゴの由来ですが、鹿児島ではキビナゴの特徴である体の中央に1本の明瞭な光沢のある銀色の線を、 着物の帯にみたてたそうで、その帯のことをお国言葉で『キビ』といい、 体に帯模様のある小魚という意味で、キビナゴになったという説が有力です。 青森では、あまり馴染みのないモノですが、料理店などで見かけたら、ぜひお試し下さい。