【本日の10時セリ!!(イシダイ)】

おはようございます。 本日は、スズキ目イシダイ科イシダイ属のイシダイをご紹介します。 写真は、青森県むつ湾産で幼魚です。青森では『シマダイ』と呼ばれています。 特徴は、黒いストライプ上の模様と(必ず7本入ってます。)、鳥のクチバシのような口です。 この口は、歯と顎が一体化しており、接合歯と呼ばれる強力なもので、 サザエやトゲトゲのウニでもバリバリ噛み割ります。(釣り上げたときは、噛まれないように注意しましょう!!) この縞模様は幼魚から若魚までは、写真のようにハッキリと入っていますが、年を重ねるごとに消えていき、 口の周りが黒くなります。その様相から別名の『クチグロ』と呼ばれるようになりました。 (大人になってヒゲが生えたみたいですよね。) ↓はイシダイ(上)とイシガキダイ(下)の比較です。 形状はよく似ていますが、シマシマと斑点で幼魚のうちは見分けが付きますよね。 このイシダイは「磯釣りの王」と呼ばれており、多くの釣り人に愛されています。 大きくなり、クチグロになると警戒心が強く、釣れないそうです。(エサばかり取られるそうですよ。) 弊社太公望曰く、「イシダイの成魚は釣れないからこそ、美学である」と意味不明なことを言っております。 幼魚のウチは、好奇心が旺盛で、人に慣れやすく近年ではペットとして飼育する方も増えているそうです。 ただし、闘争心が強い魚種なので、他の魚と一緒に飼育するのは難しいと言われています。 イシダイは、独特の磯臭さがあると言われており、しかも火を通すとニオイが増すと言われますが、 私は、気になりません。(人によって感じ方は異なりますからね。) 大きくなると高級ですが、幼魚のウチは青森の小売店でもパックで販売されています。 白身で大変美味しいですから、ぜひお試しください。