【本日の10時セリ!!(ブリ)】
おはようございます。 本日は、スズキ目アジ科ブリ属のブリをご紹介します。 写真は、青森県陸奥湾産です。 日本ではブリ・ヒラマサ・カンパチ・ヒレナガカンパチの4種類が漁獲されます。 その中でも、ヒラマサとブリはよく似ています。 見分け方は、2つありまして、上顎後ろ端が角ばっているとブリで、丸みを帯びているとヒラマサ、 もう一方は、胸ビレと腹ビレの長さが大体同じ長さならブリ、 胸ビレよりも腹ビレの方が長いとヒラマサです。(この見分け方は、日本で漁獲されたものだけです。) 出世魚ですから、成長によって名前が変わっていきますが、地域によって呼び名がかなり異なります。 そのうえ、全長が何センチ(何キロ)からこの呼び名と言った基準も地域によって異なります。 (無論、人によっても異なります。) 例)青森地方だと もじゃこ→ワカシ→フクラゲ(イナダ)→ワラサ(ハマチ)→ブリとなります。 <本当にどうでもイイ薀蓄?> 上記で掲載し、皆様ご存知のように、ブリは出世魚で、成長過程によって呼び名が異なります。 しかし、標準和名ではブリの大きさを問わず、ブリと呼びます。 (以前紹介したコノシロと同様です。『シンコ』『コハダ』もコノシロです。) 例えば、スーパーなどで『わかし』や『イナダ』サイズをお子様が『ブリ』と言っても、 標準和名上では、正解ということになり、 それをたしなめ、「この大きさだと、ブリって言わないで、イナダって言うのだよ。」と教えることは、 一般生活では、正解ですが、標準和名上はNGということになります。 難しいですね。