【本日の10時セリ!!(マイワシ)】
おはようございます。 本日はニシン目ニシン科マイワシ属マイワシをご紹介します。 写真は、青森県陸奥湾産で、上から全長21センチ・18センチ・16.5センチです。 青森では、20センチサイズを大羽(おおば)、18センチサイズを中羽(ちゅうば)、 それより小さいモノを小羽(こば)と呼びます。 地域によって異なりますが、シラス(稚魚)→ヒラゴ・カエリ(全長4センチ前後)→コバ・ショウバ (10?12センチ以下のもの)→チュウバ→オオバ→オオガライワシ(20センチ以上の特に大型の物)となります。 マイワシは、海面近くから100メートルほどの深さを大きな群れを作って泳ぎ、 春から夏にかけて北上し、秋から冬には南下していきます。 そのため、青森でも一年に2度水揚げされる時期があります。 つまり、今回の水揚げが2度目ということになりますね。 「イワシ」の名前の由来は、この魚種がすぐに死んでしまう弱い魚だから「弱し」が転訛したのではないか? という説と上等では無い魚という「卑し」が転じたのではないか?という二つの説が有力とされています。 マイワシは栄養価が豊富な魚です。 EPA(エイコサペンタエン酸)の含まれている量は、魚ではトップクラスです。 EPAと同じく動脈硬化を予防するといわれているDHA(ドコサヘキサエン酸)、カルシウム、 カルシウムの吸収を助けるビタミンDが多く含まれています。 以前は、アジなどと同様に食卓に必ずあがる大衆魚として沢山消費されてきましたが、 現在では水揚量が激減し、サイズや海域によっては若干高級魚の仲間入りするマイワシです。 お子様には、小骨が気になり敬遠されがちですが、つみれやフライ、ハンバーグなどにしてお試し下さい。 今年の春に水揚げされたマイワシのトピックスはコチラ