【幻を・・・食べてしまった!!(イトウ)】

おはようございます。 本日は、サケ目サケ科イトウ属のイトウをご紹介します。 いわずと知れた、幻のお魚ですよね。イトウは、漢字で表記すると魚偏に鬼と書きます。「魚鬼」です。 写真は、全長65センチ、3.6キロ青森県むつ市大畑町産です。(養殖です。) 他のサケ科の魚に比べると頭頂部が平たく体高も低いのが特徴ですが、養殖魚のためか、体高は高めです。 体・背ビレ・脂ビレ・尾ビレには小さい黒点が分布しており、 産卵期になると、雌の身体には独特なオレンジ色の婚姻色が現れるそうです。 『天然のイトウのお話』 イトウは、ごく一部が海に降りると言われていますが、ほとんどは淡水で一生をおくります。 昔は、東北にも生息していましたが絶滅し、現在では、北海道・サハリンなどに生息しているそうです。 春に産卵を行いますが、死なずに数回に渡って産卵を繰り返すことができます。 成長が遅く、産卵できるようになるまでに、雌で6?8年、雄で4?6年かかると言われています。 全長1メートルになるのには、20年ほどかかるとも言われています。 日本産淡水魚の中では最大級の大きさで、以前は2メートルを越えるモノも確認されたそうですが、 近年では1メートルを越すモノもほとんど見られないそうです。 釣り人の間では、希少であること、大型になることから人気が高く、幻の魚と呼ばれています。 現在、青森県の数ヶ所でイトウの養殖が行われております。 ちなみに、写真のイトウはそのサイズになるまで、5年掛かっています。 養殖されたイトウは、ピンク色の身質で適度な脂があり、すごくキレイでございました。 食し方は、刺身・ルイベ・唐揚げ・鍋と大変美味だそうです。 私と優しい上司は、本日、人生初のイトウを口にしました。 お刺身で頂いたのですが、身の色から脂がこってりのってそうな感じ?がしていましたが、 そんなことはなく、クセのないお味で、ほどよい脂のノリかたでした。 これなら、若い方々や年配の方にも好かれるお味であると思いました。 明日は、イトウのおろし方を掲載します。(あまり、そういう機会がないのかもしれませんが・・・。)