【本日の10時セリ!!(スケトウダラ)】

おはようございます。 本日はタラ目タラ科スケトウダラ属のスケトウダラをご紹介します。写真は、青森県深浦産です。 青森では標準和名のスケトウダラと呼ぶことは、全くなく、スケウダラと呼んでいます。 そういえば、北海道の方も築地の方もスケソウと呼んでいました。 スケトウとスケソウを言ってみるとわかりますが、スケトウは言い難いため、 スケソウが広まったのではないか?と勝手に思っています。 タラコや明太子はスケトウダラの卵であることを皆さんご存知かと思いますが、 意外に知られていないのが、『すり身』です。 スケトウダラの身をすって、蒲鉾にしたり、つみれ汁にして食しているのですが、 残念ながらその知名度は日本では低いようです。 と、↑のように言いますのは、海外ですり身は「SURIMI」と表記されて販売されており、 「SURIMI」=スケトウダラのすり身であるという認識が高いです。 発音は『すりぃ?みぃー』みたいな感じだったと思います。 (ただし、SURIMIをカニカマだと思っている方もいます。) なぜ、スケトウダラをすり身加工するのか?担当者に聞いてみましたら、単純明快な答えが・・・。 スケトウダラを冷凍保存しようと、冷凍してみたところ、解凍後に食感や味が大変悪くなったそうです。 そこで、一度すり身状にしてから冷凍したところ、食感や旨みをそのまま閉じ込めることができたことから、 スケトウダラを冷凍保存するための方法として、確立したそうです。 なんでも、そのまま冷凍したスケトウダラを食べると、スポンジを食べているような食感だそうです。 本日のように、生のスケトウダラが手に入ったら、刺身やルイベ、ぶつ切りにしてお鍋、 唐揚げやフライ、煮物や粕漬けも大変美味です。 (お刺身の場合は、一度マイナス20℃で冷凍してからお召し上がり下さい。)ぜひ、お試し下さい。