【今が旬です。一夜干しカレイの帝王!!(ムシガレイ)】
おはようございます。 本日は、カレイ目カレイ科のムシガレイをご紹介します。 青森では、『ミズクサガレイ』や『ミズガレイ』と呼ばれています。 特徴は、虫に食われたような丸いマークが大きく3対6箇所あり、 裏返してお腹を見るとスケルトンのように透けていることで他のカレイ類と区別がつきます。 写真は、青森県陸奥湾産で約30センチのムシガレイです。 カレイ類は成長が遅く、ムシガレイは30センチ程に成長するために8?10年かかると言われています。 水深200メートルより浅い砂泥底に生息し、甲殻類やイカ類などを食べます。 そのため、カレイ類なのにも関わらず、口は大きめです。 このムシガレイの食し方ですが、本日の写真のような大型のモノは刺身や煮付けにされるそうですが、 中型や小型は、一夜干しなどにして焼いて食べると、大変と言いますか、最高に美味です。 その美味しさゆえ、高値安定の取引が続いています。 肉厚は薄く、水っぽいムシガレイですが、一夜干しなどの塩乾品すると、クセがなく素晴らしい身離れに、 香りが高く、なんと表現すれば分からないほどの食感、甘くて、美味くて・・・。 (自分の味を表現するボキャブラリーの少なさにガッカリです。) 特に卵を抱いているモノなどは、本当に美味しいです。 個人的見解ですが、カレイ類の中では、煮付けはババガレイで、 一夜干しや焼きだとムシガレイが、抜きに出ていると思います。ぜひ、お試し下さい。 ↑お腹側(無眼側とも言います。)が透きとおっていますよね。隠し事が出来ない魚なんでしょうね。