【迫力満点!!(タラバガニ)】
おはようございます。 本日は、十脚目タラバガニ科タラバガニ属のタラバガニをご紹介します。(英名は King crab「カニの王様」) 写真を見ていただければわかるように、生きたままの状態で販売しています。 その状態のことを活と言います。(活と書いて、青森では『カツ』築地では『イケ』と言います。) 3回ほど掲載しているタラバガニですし、近年ではテレビの雑学番組の登場で、 タラバガニは、真のカニ類ではなく、どちらかというとヤドカリ類と似ていることや、 魚のタラがよく捕れる漁場で水揚げされたことから、「タラの漁場に生息しているカニ」ということで、 タラバガニとなったことなども有名になりました。 一見すると、脚が6本のハサミが2本で合計8本しかないように見えますが、 そうなると、十脚目のカテゴリーから外れてしまいます。(十脚目とは、読んで字のごとく10本のアシです。) タラバガニは第4歩脚(つまり、9本目と10本目)が非常に短く、 お腹の中に差し込まれているために、一見すると8本脚に見えるのです。 食し方は、写真のように新鮮だと刺身で食べると大変美味です。(肉厚でプリプリです。) しゃぶしゃぶやお鍋、お寿司、ボイル、グラタン、フライなどに合います。 個人的には、ボイルされているタラバガニを一度焼いて食べる事をお勧めします。 ボイルよりも甘味が一層増して、大変美味です。 <余談> とても高価なタラバガニに似ているのが、少し前に話題になったアブラガニです。 食品表示の問題から、人間が悪いのに何故かアブラガニのイメージダウンに繋がったのがとても残念です。 (アブラガニの話をすると「タラバガニの偽者でしょう?」という反応・認識が高いです。) 同じような問題に、シシャモ(本シシャモと言ったりもします。)とカペリン(キャペリン)があります。 個人的には、シシャモはシシャモで美味しいですし、カペリンはカペリンで美味しいと思っています。 (タラバガニとアブラガニも同様です。) そのように考えてみていただければ幸いです。