【本日の10時セリ!!(イシダイ)】

おはようございます。 本日は、スズキ目イシダイ科のイシダイをご紹介します。 写真は、幼魚(全長7センチ)と成魚(全長23センチ)です。 ご覧のとおり、幼魚のうちは例外なく、7本の黒いラインが体に入っていますが、 成長にしたがいそのラインが完全に消えたり、薄くなっていき、口の周りが黒くなります。 (成魚も尾ビレ側から薄く4本のラインが残っていますよね。) アジア人に置き換えれば、蒙古班みたいなモノでしょうかね? イシダイには、別名『シマダイ』・『クチグロ』・『サンバソウ』などがあります。 シマダイは幼魚の模様をさしていますし、 クチグロは成魚になったときに口の周りが黒くなる様子からついた別称です。 サンバソウとは、これも幼魚の時の模様からついた名称ですが、狂言の三番叟(サンバソウ)の演目のときに頭に被る烏帽子(えぼし)の模様が似ていることから付いたと言われています。 磯釣りをする方の中では一度は釣り上げてみたい魚の1つだそうです。 成魚を釣り上げるのは至難の業で、硬く鋭いくちばし状の口で針を変形させたり、エサだけ取られるそうです。 鳥のようなその口で、ウニ・サザエ・エビなどの海底に住む生物を噛み砕いて食べるそうです。 食し方ですが、白身で歯ごたえのある身は、薄造り・皮の湯引き・塩焼・椀物にもあいます。 しかし、高級魚で価格も季節に関係せずに比較的下がらないので、お財布に余裕がある時にどうぞ。 以前ご紹介したイシダイ 以前ご紹介したイシガキダイ 最後に一句!! そんなにも 食べているのに 支払いなし (詠み人 『ウニ・サザエ・エビが主食か?』さん)