【今日は、オニオコゼです。】
こんにちは。 本日はカサゴ目オニオコゼ科オニオコゼを見かけたのでご紹介します。 実物を見た第一印象は「恐ろしくグロテスク」です。 よく「ナマコを初めて食べた人はえらい!!」と言われますが、このオニオコゼを食べようとした人も偉いなと思います。 写真のオコゼは20?と少しくらいで、所々ピンク色に見える部分があります。 住む場所によって、全体的に黒かったり、赤色っぽくなったりします。 グロテスクなだけでなく、背びれの棘に猛毒があるそうです。 英名ではDevil stinger(刺す悪魔)やPoisonfish(毒のある魚)といいます。 背びれの棘に刺されると、激しい痛みが長時間続き、刺された部分が紫色に腫れるとの事です。 個人的に蜂に刺された事はありますが、おそらく比較にならない痛さなのではと思います。 そんな容姿のオニオコゼですが、見た目とは裏腹に内面は素晴らしく、白身でクセがなく、刺身、から揚げ、 煮物、これからの季節は鍋など、色々な食べ方ができます。 お刺身はコリっとした食感を、唐揚げは表面はカリッと、中はフワッとした感じを、 吸い物にすればアッサリながらも魚のダシを感じられ、さまざまな味が楽しめる一品だそうです。 (高価な魚はめったに口に入らないもので食べたことがありません。) 栄養価も高く、カリウム・カルシウムなどミネラルが豊富で、血液をサラサラにするEPA、 細胞が活性化され頭が良くなるDHAも含まれております。 最後に一句!! オニオコゼ ひと皮脱ぐと いい体 (詠み人「違う意味で脱ぐとすごいんです」さん)