【今日は、釧路のいわし味噌煮缶です!】
こんにちは。トピックス会員1号です(^^)v
昨日に引き続き、(株)マルハニチロ北日本 釧路工場さんの缶詰をご紹介します。
今日は、『釧路のいわし 味噌煮』です。
30年位前には、随分水揚げがあったのですが、いつの間にかいわしの産地から釧路の名が消えてしまいました。
昔、夏になって、むつ湾内のいわしが少なくなった頃、「七つ星いわし」と呼ばれる釧路産いわしが沢山
入荷したのを覚えております。
久しぶりに前浜でいわしが揚がった!丸々太って旨そうだ!いい原料を見ると、職人魂に火が付く!!
津軽弁では、「じゃわめぐ」と言います!(^^)!
近所のスーパーで一般的に売っている他メーカーの缶詰を買って、早速「我が家の食べ比べ」が始まりました。
写真左がスーパーのいわし味噌煮、写真右が釧路のいわし味噌煮。スーパーの方が見た目豪華に見えます。
スーパーのは千葉産。1尾分で80g、原魚はおそらく120g位の立派な大羽いわしだったはず。
この年は、銚子の平均がキロ100円前後、120?130gの大羽でも1尾13円…ふむふむ…。
釧路はキロ200円前後?だったかな??6切れで100g、型的には1尾80g…原魚の値段差よりも
製品の値段差が大きいなぁ?胸部5切れに尾部1切れ、ランダムに機械詰めしているはずだから、
これは当たり缶!?何か、嬉しいなぁ!(^^)!
開けた瞬間の見た目は、千葉産に軍配が上がります。明らかにいわしが大きい!味噌の色もいい!
釧路産は1切れが小さいし、味噌の色がしょっぱそう。
皿に盛り付けてもやっぱ千葉さんかな。けど、缶に残っている味噌を見ると釧路か!味噌に浮いてる脂が違う!
娘 …「ん、ん…どっちも美味しいけど、釧路の方がマイルド」
息子1…「千葉、カデナ!おっ、釧路メェ! (千葉硬いな、おっ、釧路美味しい)
息子2と妻…「どじもメ!」「どっちも美味しいよ」(←同じことを言っています)
会員1号は釧路です!製造から1年以上経っているのもありますが、全体に熟成が進んでいて、
娘の感想通りに味がマイルドになっていると思います。
それと味噌!千葉産は人工的な味?添加物が多いと思われます。これが値段の差!?
「ワァこの味噌ばママさかげで食うのすぎだんだネ。ママ4杯も食ってまったじゃ!」(^^)(訳・私はこの味噌をご飯にかけて食べるのが好きなんだな。ご飯4杯も食べてしまったよ!)
美味しいいわしの缶詰。職人魂がひしひしと感じられる逸品だと思います。
けど、なかなか消費者にはこの想いが伝わらない。まず値段で手に取ってくれるか…。
しかし、こういうこだわりの逸品を絶やしてはいけない。値段以上に商品としての「差」があるんだということを
根気よく消費者の皆様に伝えていくのも、中央卸売市場の使命と思っております。