【まるで、オール。(ガザミ)】
こんにちは。
本日は、甲殻類十脚目ワタリガニ科のガザミをご紹介します。
写真は青森県陸奥湾産のもので、一般的に「ワタリガニ」と呼ばれているカニです。
体色が緑がかった暗褐色で、菱形に近い甲の形と、第四脚がヒレのようになっていることが
特徴です。
このヒレを、まるでオールを使うかのように、とても上手に泳ぎます。(横泳ぎです。)
この泳いで海を渡るところから、「ワタリガニ」の別名がついたとも言われています。
ガザミの方は、カニハサミを意味する「カサメ」からという説もあります。
ワタリガニは身は少なく、脚の付け根にちょっぴりついている程度ですから、出汁として
使われることが多いです。ワタリガニのコクが料理を美味しくします。