【濃厚なミソが美味しい。（ガザミ）】

こんにちは。

本日は、甲殻類十脚目ワタリガニ科のガザミをご紹介します。

一般的には「ワタリガニ」の名前で通っていて、「ガザミ」と呼んでピンとくるその人は、

業界人かも知れません。

青森でカニといえば、お花見の頃の「トゲクリガニ」が有名ですが、昔は湾内で揚がる

「サンケガニ（ガザミの津軽地方での呼び名）」もお馴染みだったそうです。

今ではすっかり漁獲量が減って、あまりお馴染みではなくなってしまったのですが、

今年は何故か水揚げが多いのです。

サンケガニ（ここからはあえてそう呼んでしまいます）は、良い出汁がとれることと、

濃厚なミソがたっぷり！が特徴です。

内子を持っているメスを塩水から茹で上げ、内子とミソを混ぜたものに、

金槌などで割ったカニ足の身を絡めて食すのが、津軽の食べ方なのだそうです。