【青森の夏には…。(ミネフジツボ)】
本日は、蔓脚亜綱のミネフジツボをご紹介します。
一般的に“フジツボ”と言えば、このミネフジツボのことです。
フジツボは、見た目から貝だと思っている方が多いと思われますが、
実はカニやエビなどの甲殻類の仲間です。
幼生期は自由に泳ぎ回っていますが、固着するに適した場所を見つけると、
触覚からセメントのような物質を分泌して固着し、貝殻のような形になっていきます。
直径3?4cmの大きさですが、5cmまで大きくなるものもいるそうです。
青森では昔から食べられている魚介類、“七子八珍”の「八珍」の中に選ばれているほど、
御馴染みのフジツボで、旬は7?9月となっています。
食し方はさっとゆでて、中身を取り出して食べると、甲殻類の同じ仲間であるエビカニの味に
どことなく似ているそうです。
煮ても焼いても美味しいので、青森の夏、機会があったら是非お試し下さい。