【身欠きニシンの食べ方・津軽編。】

4月7日深夜の地震で、東北三県では大規模な停電になり、4月8日のセリは中止となりました。

さすらいの料理人N氏は、非常灯と懐中電灯で出来る範囲の業務をこなしておりました。

帰宅途中、N氏は今晩の酒の肴をどうしようか?と思考を巡らせたところ、身欠きニシンの存在を思い出し

(身欠きニシンは、ニシンの干物です。)、「今夜は身欠きニシンだ!」ということになったそうですので、

ここで身欠きニシンの一番シンプルで美味しい食べ方をご紹介です。

頭を取って皮を剥いで、斜めに切るだけ。それに生味噌を付けて食べるに限ります。

どうも地域によっては、こんな食べ方を知らない方も多いようです。

青森などでは当たり前に食していますが、津軽ならではの食し方なのですね。

ここでこだわりのN氏、「ただの味噌じゃ味気ない!!」と、「バッケ味噌」の登場です。

「バッケ」とは、津軽弁で「ふきのとう」のことです。春らしいですね。

津軽では「バッケ味噌」が標準和名といってもよいくらいです。

(ラベルにはさすがに「ふきのとう味噌」と書かれています。)

バッケのほろ苦さ、味噌の甘さ、身欠きニシンの脂っこさ!最高のカルテットです。