【頭がコチコチ?(マゴチ)】
こんにちは。
本日はカサゴ目コチ科のマゴチをご紹介します。
写真のものは青森県陸奥湾産で、普段は“マ”をつけず「コチ」と呼ばれています。
マゴチは南日本の砂泥底に生息しており、10時セリでは一年で指折り数える程度にしか
お目にかかれません。
特徴は、頭からぺたっと平らな体です。
英名は「Flathead」(平たい頭)ですから、見た目のとおりの名前です。
和名の由来は、骨が硬くて“コツ”と呼ばれていたことからという説と、
平らで逆三角形の姿から、公家や神官が正装のときに手に持っている
細長い忽(コツ)に似ているからという説があります。
(お雛様のお内裏様などが持っている、扇子のようなアレです。)
一般的な旬は、初夏から秋にかけてと言われています。
食し方は、旨みとキュッと弾力がある白身ですので、フグのように薄作りした刺身や、
ムニエルなどでお試し下さい。