【動いていました。(ガザミ)】

こんにちは。

本日は、甲殻類十脚目ワタリガニ科のガザミをご紹介します。

写真は青森県陸奥湾産のガザミで、一般的に『ワタリガニ』の呼び方の方が

わかり易いかと思います。

甲羅の形が菱形で、他のカニ類よりも平らなところが特徴です。

市場では写真のように輪ゴムがかけられた姿でやってきます。

カニ類はハサミや足が岩に挟まれたり、危険を感じると切り離して逃げます。

これを「自切(じきり)」と言いますが、特にガザミは自切しやすいカニですので、

出荷する際にはカニ同士で傷付け合って自切しないように、輪ゴムなどで縛るのです。

ちなみに写真撮影の時に箱を傾けたら、脚を伸ばすかのように動いてビックリしました。

輪ゴムがかかっていてよかった…。

食し方は、身が少ないですから、汁物のダシに使われることが多いです。

また、春から初夏にかけてのメスは濃厚なカニミソが楽しめます。