【クロマグロ禁輸の行方。】

こんにちは。

3月13日からワシントン条約の締約国会議(175か国)が始まっています。

ワシントン条約は、絶滅の恐れがある野生生物の国際取引を禁じ、絶滅から

守るための国際条約で、今回の会議では、大西洋・地中海のクロマグロの

禁輸案が提案されています。

クロマグロの数は減ってはいるのですが、漁獲規制で回復できるとみられ、

大西洋マグロ類保存国際委員会で、国別の漁獲枠を設けてはいるものの、

密漁などで漁獲の規制がなされないということで、モナコが国際取引を禁じることを

提案しました。

いよいよ18日の第1委員会の会合で、大西洋・地中海のクロマグロの禁輸案を

議題とする会議が始まります。

棄権を除いた国の三分の二の賛成があれば可決となります。

欧州連合(27カ国)を始め、最近米国も禁輸案への支持を表明しました。

否決には三分の一を超える反対が必要で、厳しい状況にあると報道されています。

また、クロマグロに限らず、他のマグロなどにも規制が広がる事が懸念されています。

会議は25日まで行われますので、目が離せません。