【保護された大きな瞳。(ボラ)】 2009年9月29日 最終更新日時 : 2023年6月21日 WebMaster こんにちは。 本日は、スズキ目ボラ科ボラ属のボラをご紹介します。 写真は青森県陸奥湾産で、体長50cm程でしたが、大きいものは1mを超えるモノもいるそうです。 旬は秋冬に掛けてですが、一年を通して漁獲されています。 ボラは出世魚で、大きくなるにつれ、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド、と 呼び名が変わってきます。 トドが最後の呼び名であるため、そこから「トドのつまり」という言葉ができたそうです。 ボラの特徴は、脂瞼(しけん)という透明な脂肪の膜で目が覆われている事(写真右参照)、 胸ビレに濃い青色班がある事、体側にウロコに沿った多数の暗色縦線が入る事などがあります。 脂瞼(しけん)は、ボラが高速で泳ぐ遊泳魚ですので、水中での抵抗を少なくするためと、 高速で泳いでいる時に目を保護するために進化したと言われています。 ボラの卵巣を塩漬けして乾燥させたものは「カラスミ」として有名です。 食し方ですが、刺身、フライ、塩焼などに向いています。