【本日の10時セリ!!(メバル)】
おはようございます。
本日は、カサゴ目フサカサゴ科メバル亜科のメバルをご紹介します。
メバルは、種類が多く、グループ分けされたり、統合されたりを繰り返して行われてきた経緯を持つ魚です。
20世紀の初頭から、今日まで100年以上にわたって、魚の研究者たちによって、『コレは○○メバルだ!』
「いや、違う××メバルだ!」と、いうような論議が続いています。
現在のところ、メバルは、図鑑には1種として記載はされていますが、各地域によって、色や形状が異なります。
京都大学の研究で、DNA分析の結果、メバルは3種類に分けるのが妥当であるという意見が有力になりつつあります。
3種類に分けられてはいても、まだ個々に名称がついておりませんので、A・B・Cで分けられています。
A 体色が赤っぽく、ムナビレの柔らかい骨の数が15本のモノ
B 体色が黒っぽく、ムナビレの柔らかい骨の数が16本のモノ
C 体色が銀色っぽく、ムナビレの柔らかい骨の数が17本のモノ(写真は、Cでした。)
ただし、突然変異もありますので、絶対ではありません。
A以外は簡単には見分けることはできません。(研究者が100年以上論議を重ねていることだけあります。)
メバルは、天気予報ができる魚だと言われています。
雨になる前や風が吹く前などの天候の変わり目になると、食欲がなくなるのだそうです。
本日の青森市のように天気が良いと良く釣れる魚です。
そのため、『メバル凪(なぎ)』という言葉もあるほどです。
さて、旬は春から夏にかけて、お味ですが、肉質が白身でしっかりとしまっていて、淡白です。
刺身、塩焼、煮付け、唐揚げ、蒸し物などにすると大変美味です。
身離れが良いため、煮付けが好まれているようです。
最後に一句!!
お天気が 良い日はいつも 釣られてる (詠み人 「天気悪い日は外にでないよ(メバル)」さん)