【本日はシマエビ!(モロトゲアカエビ)】
おはようございます。
本日は、十脚目タラバエビ科のモロトゲアカエビをご紹介します。
と、ご紹介しても99.9%の方は、「ハイハイ、あのエビね!」とは言えないと思います。
一般的な流通名は『シマエビ』です。
体長が13センチほどで、赤褐色の全身に走る数本の白い縦縞が特徴的です。
日本海から北海道沿岸で漁獲されるエビ類は主にタラバエビ科に属するホッコクアカエビ、トヤマエビ、そして本日ご紹介するモロトゲアカエビです。
これらタラバエビ科のエビは、雄性先熟、(つまり、生まれた時は全てオスであり、最後はメスになるというモノです。)雌雄同体になり、3?4年ほどで、雌に性転換します。
これら3種は水深180?530メートルの深海に生息しています。
殻をとっても、この縞模様が身についていて、大変キレイなのですが、青森地域のお寿司屋さん等では、シャリにエビの色がうつり易い理由から敬遠されているそうです。他のエビ類と比べると生命力が強く、水揚げから2日経過しても生きていたりするそうです。(弊社担当者I氏談)
味は、甘味が控えめでサッパリとしており、エビ特有の濃厚な味わいが薄い感じで、
大変食べ易いエビだと言えます。
食し方ですが、刺身・唐揚げ・天ぷらなどでお召し上がりください。
水揚げ量が少ないため、サイズの大きなモノは高価ですが、ぜひ1度お試しください。
*水揚げの少ない理由は、隔年で生涯に2度しか産卵しないためだと言われています。
最後に一句!!
へそくりを 使うのバレて 島ながし (詠み人 「シマしか合ってないじゃない」さん)