【本日の10時セリ!!(サヨリ)】

おはようござます。

本日は、ダツ目サヨリ科のサヨリをご紹介します。

写真のサヨリは全長34センチで、特徴は下アゴが長い(頭の長さよりも長いです。)ことです。

漢字では、『細魚』『針魚』『鱵』と記載します。

英名では halfbeak(半分のクチバシ)という名前が付いています。(見た目で付いた名前でしょうね。)

サヨリの名の由来は、(沢寄り『多くあつまること』)が語源であるという説と、

(サ『狭い・長い』)と(ヨリト『サヨリの古称』)が合わさって出来たという説などがあります。

この長いクチバシ(下アゴ)を太公望が釣り針に用いたという伝説が中国にはあるそうです。

サヨリの仲間には、淡水や汽水域に生息するモノもいて、写真のような海産種は卵生ですが、

淡水や汽水域に生息するモノの多くは胎生で、体内受精を行うのだそうです。

サヨリ科はトビウオ科に近縁とされ、同じ科に含む研究者もいるそうです。

実際にトビウオほどではありませんが、水面を跳ねる習性があります。

特にサヨリトビウオの仲間は比較的長いムナビレを持っていて、滑空時間も長いのだそうです。

旬は4?6月頃です。身は脂肪分が少なく淡白であり、江戸前寿司には欠かせないアイテムです。

食し方ですが、糸造りなどの刺身や、混布締め。天ぷら・酢の物・ムニエル・塩焼でも大変おいしいです。

身も大変美しく、サッパリした清涼感があります。ぜひ、お試しください。

最後に一句!!

サヨリだと あ?あ?アレね 映画よね (詠み人 「それは、『SAYURI(サユリ)』でしょ?」さん)