【本日の10時セリで上場された、サバのおろし方】
おはようございます。
本日の10時セリに、陸奥湾で獲れた大型のマサバが上場されました。
あまりにも美味しそうだったので、お刺身にしました。
(協力)弊社、鮮魚第1部 さすらいの魚おろし人 N氏
[写真左]マサバ 陸奥湾産です。全長35センチ 1キロです。こんなに大きいサバは初めてです。
写真の白い部分はタバコと同様の大きさです。(縦8.5センチ横5.5センチです。)
[写真右]胸ビレを持ち上げ包丁を入れます。(反対側も同様にし、頭を落とします。)
[写真左]尾ビレから包丁を入れ、腹ワタを取ります。 [写真右]この脂のノリ方を見てください!!
[写真左]中骨に沿って包丁を入れます。 [写真右]反対側も同様にします。
[写真左]腹骨に包丁を入れ [写真右]削ぎ落とします。
[写真左]これで、三枚おろしの完成です。 [写真右]次に、薄皮を剥がします。
[写真左]鮮度が良いと、皮が剥き難いです。 [写真右]流石N氏!こんなにキレイに剥けました。
[写真左]四半身に切り、中骨の部分を捨てます。 [写真右]四半身の完成です。
[写真左]ひとくち大の大きさに切り分けます。 [写真右]お刺身の完成です。ハラスが激ウマでした。
この時季に揚がる陸奥湾のマサバは、脂肪を蓄えていて、大変美味です。
新鮮なモノであればお刺身をお勧めしますが、ご家庭でサバのお刺身を食すのはちょっと難しいようです。
飲食店などで見かけたら、ぜひお試しください。(釣った魚を活締めすれば、お刺身に出来るかも?です。)
よく、サバでアタルやサバアレルギーなどのお話を聞きます。(私の母もそう言っています。)
しかしながら、世間一般でサバアレルギーであると思っている方の大半はサバアレルギーではないらしいのです。
サバの旨み成分でアミノ酸の一種であるヒスチジンが、時間の経過と共にヒスタミンというモノに変わり、アレルギーに大変よく似た症状を引き起こす原因になるようです。
ヒスタミン食中毒といいアレルギー様食中毒という別名があるほどです。
サバアレルギーは1万人に7人程度であり、その他の方は、鮮度の落ちたサバを食べた可能性が高いそうです。
この時季の陸奥湾で獲れたマサバは、大変美味しくお値段も素晴らしいですが、1度試して頂きたい味わいです。ブランドサバにも引けを取らないと私は思っています。