【本日は吹雪ですから雑談です。】
こんばんわ。
今から10年ほど前の今ごろの出来事です。
当時私は、大学生で一人暮らしをし、夜遅くまでアルバイトばかりしておりました。
(1限目『1コマ』の授業などほとんど受けたことがありません。親泣かせですよね。)
深夜アルバイトが終わり、寒さで顔面が痛くなりながらバイクで自分のマンションの前までくると、マンション前の道路になにやら黒い物体がありました。
近づくにしたがい、それが人間とバイク(スーパーカブ)であることがわかり、どうしようかと、考えながらバイクを走らせていました。(明らかに、事故であることは分かっていました。)
つまり、知らないフリをするか(よい子はマネをしないように!!)声をかけてみるかです。
知らないフリをしようにも、その物体(人間とバイク)はオモイッきり私のマンションの目の前に横たわっており・・・、
とりあえず1度素通りをして、バイクを駐輪場に停め。「も?、、、よし」と訳のわからない気合を入れ、怒りを何かにぶつけ、意を決して現場へと向かいました。
「だれか、もう通報してんだろ??」と誰もいない道路に呟きながら、心の中では『息してなかったらどうしよう』とコワゴワ、その人間に声を掛けました。
「ちょ、ちょっとー、スイマセン。大丈夫ですか?!!」(良く考えてみれば加害者のような問いかけですよね。)
年のころは私と同じくらい(二十歳前後)の男性で体格が良く、ミドリ色に白いラインの入ったジャージズボンに上は紺色のスエットにエンジのMA?1(時代をものがたりますね。)をきてハーフサイズのヘルメットをかぶったまま、口から血を一筋流していました。
私の再三の呼びかけに返答はなく、当時ポケベルしか持っていなかった私は、1度部屋に行って警察に電話をかけるべきか、それともこの場にいて車に轢かれないように、立っているべきか迷っていました。
私が道路に立っていれば、とりあえず後続車は避けていきます。「もう、停まって助けろよな!!お前ら人間じゃねえよ!」とほんの2,3分前にどうしようか二択した自分のことなどガッチリ棚に上げ。。
途方に暮れているときに、私の背後から「あの?、警察と救急車もうすぐ来ると思いますよ?」と声がしました。振り向くと同じマンションに住んでいる住人であることは分かるのですが、挨拶も交わしたことがない間柄で風体から私より年上の男性でした。
私は、「良かった、僕この人おいて電話掛けに行ったら、轢かれちゃうと思って、動けなかったんですよ。」と言うと、「あ、、私、そんなこと考えずに、とにかく救急車だと思って、駐車場に車停めて部屋行って電話しちゃいました。」
「私達入れ違いだったんですね。」「そうですね。」しばし他愛もない話・・・。
まるで無人島に1年以上ひとりでいて、やっと人と話す機会を与えられたように話続けました。
このとき私は探っていました。どのタイミングでこの倒れている男の人の話題にしようか。。
不意にその時は訪れました。警察の方々が到着したのです。(長くなってしまったので、明日に続きます。)
(いや、引っ張るつもりないですよ。そんなことしませんよ。計算じゃあないですよ・・・。)