平成十五年 入雲龍公孫勝

平成十五年 出陣

入雲龍公孫勝

(にゅううんりゅうこうそんしょう)

中国北宋末、腐敗混濁した世にあって好漢たちが権力に戦いを挑む水のほとりの物語、「水滸伝」より。
姓が公孫、名は勝、別名一清道人(いっせいどうじん)と号す。生まれは薊州(けいしゅう)、幼い頃より武芸を好み槍棒(そうぼう)を使う。
二仙山に住む高徳の仙人、羅真人(らしんじん)の弟子となり、妖術を学び道士となった。
怪風を起こし、妖雨を呼び、雲霧に乗じて移動もでき、ついたあだ名が人呼んで「入雲龍」。
術を使って黒雲の中に唐獅子を躍らせ、悪を討つ。
山東の地梁山泊(りょうざんぱく)、ここに集う綺羅星(きらぼし)の豪傑百八人。入雲龍公孫勝もまたその一人である。

解説 竹浪 比呂央

青森商工会議所会頭賞 受賞

※このコンテンツ内のねぶた・写真・解説文の著作は、「マルハニチロ侫武多会」・「撮影者」・「ねぶた制作者」が有しております。 これらの著作物の無断転載・複製などの一切を禁じます。