平成八年 波切不動
平成八年 出陣
波切不動
(なみきりふどう)
水の惑星と呼ばれる地球は、表面の72パーセントが海や湖によって占められている。
また、その海は、大気中の水蒸気のもっとも大きな供給源でもある。
環境破壊が深刻化している今、我々は改めて、水の大切さと、海を汚さぬ事を深く認識しな
ければならない。
ねぶたは、弘法大師空海が、唐より帰朝の折、時化の波間に現われ出でたる不動明王が一行を救わんとする場面である。今年から新たに国民の祝日となった海の日(7月20日)を記念し、波切不動の水車の利剣に、母なる海の永遠を祈りたい。
解説 竹浪 比呂央
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