【本日の10時セリ!!(トビウオ)】
おはようございます。
本日は、ダツ目トビウオ科トビウオをご紹介します。
トビウオの仲間は世界の温帯から熱帯に約52種、日本近海に29種が分布して、比較的海面に近い(表層)ところに生息します。
体はスマートで細長い円筒形の体には大きなムナビレが(写真で広げている部分です。)ついていて、それを翼のように左右に広げて海面を滑空することで知られています。ちなみに、腹ビレも広げています。
空中に飛び出す原動力は尾ビレの動きで、尾ビレの下方部分(下葉と言います。)の方が長いので飛び出す直前まで海面をたたくことができます。なんと!!毎秒50回以上海面を叩くそうです。滑空するときの初速は時速70キロに及び、400メートル程滑空することもあるそうです。
私は何度か滑空しているトビウオを見たことがありますが、風が強い日はもっと長い距離を滑空しているような気がします。
滑空している姿はとても優雅ですが、飛んでいるトビウオはマグロやシイラ等に食べられないために必死に飛んで逃げているのですから、それどころではないでしょう。
(少し雑談)
幼少のころ、ヨットに乗って津軽海峡(北海道と青森の間)を航行していたとき、イキナリ、トビウオの群れがヨットの甲板に滑空して来ました。あまりの出来事にそのときは、泣いてしまいまいたが、その後はしっかりムニエルにして食べました。まさに、海からの恵みでした。(私の体には運良く当たりませんでした。)
食し方は刺身や塩焼きがお勧めです。
白身で透きとおった肉質、脂肪分が少ないのが特徴です。さっぱりとして淡白なので、お刺身では物足りない方はムニエルやバター焼きにしてみてください。
最近はアゴだし(トビウオの煮干)で有名になりました。ラーメン店でも最近は使用するお店が増えています。
最後に一句!!
トビウオは 飛んで逃げるが おれ居留守 (詠み人「インターホンが鳴っても基本的に出ません」さん)