【季節はこれから・・本日の10時セリ!!(マボヤ)】

本日は、ホヤをご紹介します。

←はマボヤです。三年以上の物になります。

分類学では原索動物というそうです。

見た目から、海のパイナップルと呼ばれ、植物だと思われていますが、上記のように立派な動物です。

硬く、イビツな突起のある殻で覆われ、その内部組織はほぼ消化官です。

マボヤは雌雄同体で、卵生です。

孵化直後のホヤは、オタマジャクシのように泳ぎ回り、体内に背骨のような部分があります。

孵化2日後には、岩などに付着して、皆様の見慣れた姿へと成長していきます。

上部に入水孔と出水孔があり、入水孔から海水と一緒にエサのプランクトンを吸収し、

出水孔から海水と一緒に糞を出します。

旬は夏と言われていますが、弊社担当者H氏は「秋に差し掛かった頃が美味しい」と言っております。

「ホヤはキュウリと共に肥える」という言葉があるのですが、

畑でキュウリが成育する晩春から初夏にかけて、海ではホヤが育ち味もよくなるという意味だそうです。

殻を刃物で切り黄色の中身は全て食せます。

独特の香り(磯臭さ)が特徴ですが、好きな方にはタマラナイ香りでしょうね。

鮮度の良い内に食したほうが、香りは少ないと個人的に思います。

平安時代初期の「土佐日記」にも登場していることから、古くから食用とされてきた事が伺えます。

最後に一句!!

磯臭い 海にいるもの 当たり前 (詠み人知らず)