【朝の競り場にて発見(ボラ)】
皆様こんにちは。
本日はボラを紹介致します。
画像は青森産のモノです。
頭部は平たいですね。
そして一番目を引くのは、体表にある模様。なにかこう、美しい。
とても大きく硬いウロコがきれいに並んでいます。
実はこの魚、「とどのつまり」や「いなせ」の語源の魚です。
◇「とどのつまり」
:結局・行きつくところ
ボラは出世魚で、大きくなるにつれ、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド
(変わり方は地域によっていろいろあり)と呼び名が変わってきます。
ボラは最終的に「トド」になるため、これを語源にして、これ以上は進まないと言う事で
この様な言葉が生まれました。
◇「いなせ」
:男気があり、勇み肌で、粋である様子
江戸時代には鯔背銀杏(いなせいちょう)と呼ぶ多くの方が憧れた髪型がありました。
この髪型はボラの背によく似ており、周りが憧れるような人物で、粋、勇ましい姿を
「いなせ」と呼ぶようになりました。
っと、閑話休題。
本種は白子や卵巣が大きく、
卵巣は、塩漬けにし乾燥させた「カラスミ」にして主に食べられています。
食仕方は実に様々で、鮮度のいいものは刺身、塩焼き、鍋、雑炊、なます等、
どれをとっても美味しいですよ〜。