【鬼が居ました。(オニオコゼ)】
こんにちは。
今回はオニオコゼ科オニオコゼ属のオニオコゼを紹介します。
10時セリに居たこいつ…顔怖っ!!!
オニオコゼは「鬼のように醜く、奇怪な風貌の魚」から名前が来ています。
しかし、このオニオコゼ、見た目とは反して超高級魚です。
なぜ高級魚なのでしょうか。それは伝承に関係があります。
オニオコゼは俗称「ヤマノカミ」と呼ばれ、山の神への供物にする風習がありました。
山の神は嫉妬深い女神様でした。女神様は醜いオニオコゼを見ると安心して静まるらしいです。
女神と聞いたら美しい容姿を思い浮かべますが、オニオコゼで安心するような女神様もいるんだなぁ…
とちょっと面白い伝承ですね。
この伝承のおかげでオコゼは高級珍味…というわけではありません。
オコゼは可食部が少ない為に高級珍味なのです。
オコゼは唐揚げにすると美味しいですよね。
しかし、背鰭には毒のある棘がありとっても危険です!!
弊社にも過去に棘を手に刺してしまい救急病院に行ったことがある人が居ます。
私は刺したことがないので、実際に刺さった人の感想は、
「痛いを通り越して、わけわかんなくなるぞ。
痺れてアブラ汗でた!」
だそうです。
毒の加減をなめていたので驚愕です…。
棘が刺さった場合は即、病院に行きましょう。