【本日の10時セリ!!春の訪れ(シャコ)】

おはようございます。 本日は、シャコ目シャコ科シャコ属のシャコをご紹介します。 シャコが水揚され始めると、青森は春の訪れを感じます。 青森でのお花見は、このシャコとトゲクリガニを煮たモノを食べながら桜を観るのです。 青森では、標準和名のシャコとは呼ばず、『ガサエビ』と呼びます。 全長が15センチ?20センチほどで、他の地域で水揚されるモノよりも大きいのが、 青森県産シャコの特徴かもしれません。 「昆虫のようで気持ち悪い」とお子様や女性には、敬遠され易いシャコですが、 エビやカニが好きな方はぜひお試し下さい。とっても美味です。 ただし、鋭く細かいトゲが並んでいるので、殻を剥くときは注意が必要です。 第2脚がカマキリのような形をしています。ちなみに、英名は「mantis shrimp」と言います。 直訳するとカマキリエビですので、外国でもカマキリの鎌みたいだと感じているのでしょうね。 これは捕脚といってエビや小魚の獲物をすくいあげるようにして捕らえるためにあるそうです。 時折、アサリなどの貝殻を捕脚で肘打ちしてくだき、食べることもあるそうです。(武闘派ですよね。) すし職人の間では、シャコ→車庫の連想から「ガレージ」と呼ぶ方もいるようです。 食し方は鮮度が良ければ刺身、寿司ネタ、お味噌汁、酢の物、炒め物がありますが、 なんと言っても青森では、お醤油をベースにして、煮付けたモノが最もポピュラーです。 各家庭で、その味付けが異なるのも大変興味深いモノですね。 まだ、水揚が始まったばかりのシャコですが、4月中旬?5月上旬には沢山の水揚があることを期待します。 ぜひ、その季節にお楽しみ下さい。 以前掲載したシャコのオスとメスの見分け方