【本日の10時セリ!!(ヒラマサ)】

こんにちは。 本日は、スズキ目アジ科ブリ属のヒラマサをご紹介します。 写真は、青森県むつ湾産で全長40センチ程度と小さめのヒラマサです。 ヒラマサとよく間違えられるのが、ブリでありますが、ブリと比較すると、 胸ビレが明らかに腹ビレよりも短いこと、(ブリは胸ビレと腹ビレがほぼ同じ長さです。) 上顎の後ろ、下記掲載写真の白い丸の上部分、(目のすぐ下辺りです。)が丸くなっているとヒラマサで、 ブリは角ばっています。  ヒラマサは、世界の温帯から熱帯域に分布し、日本では琉球列島を除き、 北海道の南部太平洋側以南の沿岸に分布します。 身は淡い紅色で、弾力が強く、ブリよりも美味で高級とされます。 ただし、漁獲量はブリと比較すると少ないのが現状です。 食し方は、刺身・照り焼き・塩焼き・煮つけなどです。 ただし、亜熱帯地域や珊瑚礁域で漁獲される大型のヒラマサには、シガテラ毒の報告もありますので、 熱帯地域の海外などで釣り上げた時には注意が必要です。 *シガテラ毒とは? 赤道を中心とした熱帯から亜熱帯の浅い海域の魚に特有な毒のことで、 特にサンゴ礁の回りに生息する毒魚によって起こる、死亡率の低い食中毒の総称で使われています。 そのシガテラ毒が食物連鎖によって、より大型の魚に蓄積されるのです。 加熱してもシガテラ毒は分解されないため、食中毒をおこしやすく、 魚の外見からでは、毒を持っているのか?どうか?分からないので、注意が必要です。 症状は、下痢や発熱が主ですが、シガテラ中毒の特徴として、暖かいものも冷たく感じるそうです。