【本日の10時セリ!!(マダイ カスゴ)】

こんにちは。 本日は、スズキ目タイ科マダイ亜科のマダイをご紹介します。 写真は青森県陸奥湾産、マダイの幼魚で春子と書いて『カスゴ』と読みます。 青森では笹鯛(ササダイ)と言います。 全長12センチほどですが、腐ってもタイとはよく言ったモノで、威風堂々としています。 北海道以南の日本各地、特に九州近海や瀬戸内海に多く分布していますが、 北海道の東部や北部、琉球列島には生息していないようです。 大きなモノだと一本釣りで漁獲されたものは傷が少なく、高価で取引されています。 また、餌によって微妙に肉質や味が異なるため、漁獲地によっても価格に差が出るそうです。 (養殖も盛んですよね。) 春子(カスゴ)はマダイやチダイの幼魚を指し、江戸前寿司では、3月頃から酢締めした春子が並びます。 コハダ同様、江戸前では欠かせないネタのひとつです。 食し方ですが、寿司ネタや塩焼、お吸いモノ、お刺身にしても美味しかったです。 小さくても、素晴らしいダシもでます。 大きなサイズのマダイですと、刺身、塩焼き、昆布締めなどの他、アラ煮、アラ汁などのアラを使った料理、 かぶと煮、かぶと焼きなどの頭を使った料理があります。 また、米とマダイを一緒に炊きあげた鯛めし、マダイの腹に香味野菜を詰め込み、 丸ごとパイ皮に包んでオーブンで焼き上げたマダイのパイ包みなどの豪快な料理もあります。 青森では、今月から6月末頃までが旬ですので、一度お試し下さい。