【本日の10時セリ!!(クロダイ)】

こんばんは。 本日は、スズキ目タイ科クロダイ属のクロダイをご紹介します。 写真は青森県陸奥湾産で、総重量が6キロ、4匹入っていますので、 1匹あたりの重量は約1.5キロということになります。(全長は、46センチほどです。) このクロダイは生息地によって、体色がかなり異なります。黒・銀・青・緑がかっているクロダイなどもいます。 写真のクロダイも上は黒っぽくて、下は銀色っぽいですよね。 旬は、秋から冬にかけてですが、今ぐらいの季節になると産卵を始めるそうです。 以前もご紹介しましたが、クロダイは性転換(性分化とも言います)する魚として有名です。 クロダイは雄性先熟型雌雄同体と呼ばれており、卵巣と精巣の両方がある両性生殖腺を持っています。 はじめはオスとして精巣が発達し、その後に精巣が段々と萎縮して卵巣が発達します。 大抵は、2年でオスとして成熟し生殖活動に参加します。 3年で雌雄同体となり、メスになったクロダイは生殖活動に参加しますが、3年魚で両性のモノもいます。 4年魚で雌雄どちらかに別れ、5年魚以上になると圧倒的にメスが多くなります。 どちらかというと、磯釣りの対象魚としてよく知られていますが、好奇心旺盛な魚で、 スイカやスイートコーン、エビ、カニ、ゴカイ類など何でもエサになるそうです。 なんでも一回口に入れてみるんですね?。 食し方ですが刺身・ムニエル・塩焼・煮込み・炊き込みご飯などでお召し上がりください。 ただし、肉質はやや水っぽく、磯の香りがします。この磯臭さを好むか好まないかで評価がかなり分かれます。