【本日の10時セリ!!青森の珍味と言えば(ミネフジツボ)】

こんにちは。 本日は、蔓脚亜綱のミネフジツボをご紹介します。 写真は、青森県むつ湾産です。(ミネフジツボは、雌雄同体です。) 七子八珍の八珍にも選出されています。このフジツボ、青森での旬は7月?9月頃までとされています。 以前もご紹介しましたが、このフジツボは貝類ではなく、どちらかというと甲殻類、 つまりエビやカニの仲間ということで、エビとカニを足して、より海のエキスが凝縮された味わいがします。 20年ほど前は、船底に付着したり、岩に付着し海水浴で足を切ってしまったりと、 邪魔者以外の何者でもなかったそうです。 フジツボを食べていたのも漁師さん達ぐらいであり、10キロ入り一箱が200?400円という相場だったそうです。 それが今や1キロ2,000?3,500円という価格にまで跳ね上がってしまいました。 (キロ計算だと100倍以上です。モノによっては、4,000円を越すモノもあるそうです。) 青森以外で食されるようになったのは、ここ15年ぐらいだそうで、 ミネフジツボ自体の資源が減っているために、価格が高騰しています。 現在では、養殖の技術も発達しています。(と言ってもやはり量は少ないですが・・・。) 青森にお越しの際には、ぜひ天然・養殖とも味わって頂きたいと思います。 天然のフジツボが大きく育つには時間がかかるため、 資源の枯渇を防ぐためにも「ぜひ青森に来て旬を味わってほしい」と弊社担当社員も申しております。 真中のツメの部分をねじりながら引っ張って食します。取れないときはフォークを差して回します。 身の量は少なく、食べるというよりは、ツマム・・・う?ん、チュッと吸うという感覚です。 身を食べた後に中にたまっている汁(エキス)を飲みますと、がつ?んっと海の香りと味がします。 この容姿から、敬遠する女性が多いですが、一度お試し下さい。(食わず嫌いはもったいないですよ。)