【本日の10時セリ!!(アイナメ)】

おはようございます。 本日は、カサゴ目アイナメ亜目アイナメ科アイナメ属のアイナメをご紹介します。 七子八珍の堂々九品にも選出されており、青森では、『アブラメ(油目)』と言われております。 北海道では、『アブラコ』と呼ばれております。 写真は、青森県むつ湾産で、全長44センチほどのナカナカ良いサイズでございます。 オスは秋?冬の産卵期になるとペンキでも塗ったかのように黄色になります。 この色は緯度が高くなればなるほど鮮明だそうです。青森よりも北海道に行くともっと黄色なんでしょうね。 実は、写真のアイナメも下側が黄色っぽいので、オスだと思いますが、春が近くなり色があせてきたようです。 冬に黄色くなったオスは、風通しならぬ潮通しのよい、浅い岩礁域に縄張りを作り、 そこでメスが来るのを待ちます。(お嫁さんを貰うために新居を建てるわけです。) メスが新居に入り産卵したら、オスが卵を保護します。(アイナメは一夫多妻制だそうです。) 複数のメスに産卵させるプレイボーイなオスですが、その卵はメスそれぞれによって色合いが異なるそうで、 卵を保護しているオスが何匹のメスに卵を産ませたのかが、一目瞭然だそうです。 が・・・、アイナメのオスとメスが、今・・・正に放卵放精という時を狙って、 お嫁さんをもらいそこなった若いオスが横から飛び込んで放精するという不届きなモノがいるそうです。 不思議なことにこの横入りオスは、横入りを繰り返し、黄色く変色しないモノがほとんどだそうです。 昨年掲載した、プレイボーイなアイナメのオスはコチラ 青森での旬は6月?9月であると言われていますが、 このアイナメ類は1年中通して、味が悪くなり難いといわれています。 刺身、照焼き、煮付け、塩焼、空揚げなど様々な料理にされますが、鮮度が落ちやすいのが難点です。 釣り人にも大変人気のある魚ですので、ぜひ一度お試し下さい。青森のアイナメは格別美味しいですよ。