【本日の10時セリ!!(コノシロ)】

おはようございます。 本日は、ニシン目ニシン科コノシロ属のコノシロをご紹介します。 写真は、陸奥湾産で体長が20センチほどでした。 写真のような、背中側に独特の小さい黒点マークがあり、写真では分かりづらいですが、 背ビレ後方からムチのような形をしたヒレが伸びているのが特徴です。(ビョ?んと伸びています。) それと、エラの縁に比較的大きな黒い楕円形のマークがあるのも、特徴です。 出世魚のコノシロは、幼魚を『シンコ』、15センチほどのモノを『コハダ』、 それ以上に大きいモノを『コノシロ』と呼んでいます。コノシロになると体高が高くなります。 あまりにも、コハダという俗称が有名で勘違いされがちですが、標準和名はあくまでもコノシロです。 他の出世魚と異なり、大きくなれば大きくなるほど、お値段が下がるという特徴を持っています。 その理由を担当者に聞くと、『使いづらいから・・・』と簡潔なお答えを頂戴しました。 すしネタでは、コハダ(特にシンコ)が重宝され、江戸前寿司では欠かせないアイテムです。 コハダを3枚におろし、酢で〆たモノは江戸前寿司のヒカリモノの代表選手ですよね。 コハダサイズですと、おろして寿司ネタにすると丁度良いサイズなのですが、 コノシロ程大きくなると、使い勝手が悪くなるようで、値段が安くなるそうです。 う?ん。わかるような分からないような・・・。 弊社担当者曰く、シンコとコノシロでは、10倍以上値段が違うこともあるそうです。 コノシロは、新鮮なものは刺身で食べると美味しいですが、 身が柔らかいため、酢で〆た方が料理としては、親しまれています。 このほかに、本日のサイズですと、塩焼にして食べる事をお勧めします。 昔は、コノシロを焼くと人の死体を焼いた時のニオイがするという迷信があったため、 焼いて食べることはタブーとされてきましたが、実際に焼いてみると、そんなニオイはしません。 ぜひ、焼き魚にしてお試しください。(若干、芳ばしい焼き魚のニオイがします。)