【本日の10時セリ!!(カタクチイワシ)】
おはようございます。 本日は、ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属のカタクチイワシをご紹介します。 写真は、全長9?10センチほどでした。青森では、『セグロイワシ』と呼ばれています。 青森では例年、10月?翌1月と3?4月に水揚げされます。 ということですので、本来であれば、今はオフシーズンということになりますね。 担当者に聞いたところ、カタクチイワシは、昨年の10月から今年の1月までの水揚げが少なかったそうです。 来月からの水揚げに期待をしたいところですが、昔からカタクチイワシの不漁期は、マイワシの豊漁期といわれ、カタクチイワシの豊漁期はマイワシの不漁期と言われています。 その理由は、双方ともに、大変大きな群れを作って、同じようなコースを回遊しながらエサを食べる為に、 どちらかが豊漁だと、残る一方のエサが無くなるためだと考えられていたそうです。 カタクチイワシなどの大きな群れを作る魚は、人間の食料となるだけでなく、多くの魚や動物のエサとして、 食物連鎖を支える重要な魚だと言えます。(残念ながら、水揚げ量は減少傾向ですが・・・。) カタクチイワシは、鮮度が落ちやすいことから、水揚げされた地域以外では、鮮魚での流通が少なく、 ほとんどが煮干や幼魚であれば、シラス干し(西日本では「ちりめんじゃこ」)などに加工されています。 弊社のHPをご覧の方の中には、カタクチイワシの鮮魚を初めて見た!という方もいらっしゃるかもしれませんね。 食し方は、鮮魚であれば、手開きにして刺身や酢〆してワサビ醤油、もしくは天ぷらにも良く合います。 加工後のカタクチイワシしか口にしたことがない方は、チャンスがあれば、 ぜひ水揚げ地域で鮮度の高いカタクチイワシを食していただきたいです。 出来ればトレタテを手開きしてガブってという感じで・・・、ちなみに、手開きは簡単です。 頭をボキッと折ってハラワタを抜いたら、中骨に添って親指を尻尾の方に滑らせると、ハイ出来上がりです。 ぜひ、お試しください。慣れれば包丁でおろすより数倍早く処理できますよ。 明日、明後日は弊社お休みです。お間違いのないように・・・。