【カニ3連チャンです。(ケガニ)】
おはようございます。 本日は、十脚目クリガニ科のケガニをご紹介します。 写真のケガニは青森県小泊産、全長45センチ・重量600グラムの大物です。 日本海に広く分布し、宮城県以北の太平洋側や、ベーリング海・アラスカ沿岸まで生息しています。 日本で漁獲されるケガニの量は減り、近年は輸入に頼っている割合が多くなっています。 手で触ると6ミリぐらい、毛の生えた坊主頭の方を触っているときの感触に似ています。 痛いまではいきませんが、短い剛毛がびっしりと生えています。 かつては、オオクリガニと呼ばれていたそうです。(現在でもそのように呼ぶ地域もあります。) 食し方は、なんといってもボイルして、他のカニでは味わえないカニ味噌を頂くことをお勧めします。 濃厚なのに、クセが少ないため、大変美味ですが、このカニ味噌が苦手な方もいらっしゃるそうですよね。 そういう方は、弊社までご連絡ください。無料にて引取に参ります。(冗談です。) ちなみに、カニみそは『肝膵臓』と呼ばれる臓器のことで『中腸線』とも言ったりします。 これは、人間で言うと肝臓と膵臓の機能を合わせ持った器官のことです。 カニのレバーみたいなところですね。この他に刺身、かにすき、鍋物などにも合います。 極めつけは、ラーメンの上にボイルしたケガニの脚が乗っているのを見たことがあります。 お値段が恐くて頼めなかったことだけ覚えています。 もし、生きている状態のケガニをボイルする時は、脚を輪ゴムかヒモで結び、 甲羅を下にしてカニ味噌が流れない様に注意して茹でてください。(仰向けですね。) 生きているケガニは、水から茹でると脚が取れ難くなりますので、水からボイルすることをお勧めします。 大きめの鍋に、カニが隠れるくらいの水を入れ、海水に近い塩分濃度になるよう塩を入れます。 できれば、落し蓋のようなモノを入れた方が、キレイな茹で上がりになります。 沸騰したら茹で煮過ぎず、15分ぐらいでお湯からあげます。 よく、冷ましてから食べると、旨み成分が増して美味しいですよ。 以前掲載したケガニはコチラ 最後に一句!! 残酷だ そう言ったのは 誰だっけ (詠み人 「食べられな?いっていう人ほど、がっつり食べるよね。」さん)