【本日は雑談です。真剣なお話です。】

おはようございます。 本日のテーマは、『答えられない。』です。 本日からお盆ですね。 お盆は、地域によって日程も、行うことも異なっています。 青森では一般的に13日に迎火(むかえび)をたき、故人を家に迎えます。 この時に、ナスとキュウリに割り箸を四本刺し、ウシとウマに見立てるそうです。 (それに乗って故人が家にきて、それに乗ってまた帰っていくそうです。) 故人を家に迎えたあと、僧を招いて読経し、供養します。この読経のことを棚経(たなぎょう)というそうです。 供物を供える棚「精霊棚」の前で読む経の意味だそうです。 お盆が終わる16日に送火(おくりび)をたき、故人を彼岸に見送る訳です。 さて、話は変わりますが、私は採用試験で面接を7?8年担当しております。 今まで、様々な方々とお話しをさせて頂きました。 自信満々の方、声が小さい方、顔面が引きつっている方、メークが大人びている方等・・・。 いろいろな質問を投げかけて、それに答えてもらうワケですが・・・。 これから言う質問をすると、9割の方は黙り込みます。 なんだか、手の内を見せるみたいでイヤですが・・・。 『差し支えなければ、あなたのおじいさんとおばあさんのお名前を教えて下さい。』 この質問をすると大抵、長い沈黙の後、下記の3つの内、1つの答えが返ってきます。 「父方(もしくは母方)の方だけでいいですか?」 「一緒に暮らしていないから、わかりません」 「私が幼少の頃に(もしくは、産まれる前に)亡くなっているモノですからわかりません。」 育ってきた環境は人それぞれですし、ご自身のご両親が分からない方もいらっしゃるでしょうが、 自分のルーツに関心が無いのか、親が教えていないのか?核家族の影響なのか?わかりませんが、 この質問をして双方の祖父母4名を、答えられる学生の方は、ほんの一握りです。 今日から、親戚の方が集まったりする機会があると思います。 せめて、ご自身のお父さんお母さんを産んで育ててくれた祖父母のお名前は、 覚えておいた方が良いかと思います。 それで、十分供養になると私は考えます。 (偉そうなことを言ってしまい申し訳ありませんが、毎年この質問をしては悶々とするモノで・・・。)